次の計算をしなさい。

10点×4=40(点)

(1) $53\dfrac8{13}-45\dfrac{10}{13}$

こたえ

 $\dfrac8{13}$ から $\dfrac{10}{13}$ は引けませんから,53を52+1にしてから計算します。
 $53=52+1=52+\dfrac{13}{13}$。よって $\dfrac{13}{13}+\dfrac8{13}=\dfrac{21}{13}$。
 従って問題は $52+\dfrac{21}{13}-45\dfrac{10}{13}$ と同じになりますから,52-45=7,$\dfrac{21}{13}-\dfrac{10}{13}=\dfrac{11}{13}$。
 答えは $\underline{\boldsymbol{7\dfrac{11}{13}}}$

(2) $43.61\div623$

こたえ

 小数点の位置に気をつけましょう。

 答えは 0.07

(3) $1001\times999$ (計算を工夫して求めなさい。)

こたえ

 計算の工夫をしてみましょう。分配の決まりを使うと計算がとてもラクになります。
 1000=1000+1 ですから\[1001\times999=(1000+1)\times999\] 分配の決まりより\[1001\times999+1\times999\] $1000\times999=999000$ で,$1\times999=999$ ですから,$999000+999=999999$。
 答えは 999999

(4) 1辺の長さが10cmの立方体の容器に,容積が0.25dLの計量カップで水を入れていくとき,何回入れると満杯まんぱいになりますか。

こたえ

 1辺が10cmの立方体の容器は1000cm$^3$ で,これは1Lです。さらに1Lは10dLです。よって\[10\div0.25=40\] こたえは 40回

 ある地方にはA,B,Cの3つの都市があり,これらの都市の人口について調査をしたところ,次のようになりました。
 A市は千の位までの概数がいすうで1万4千人、B市は百の位までの概数で6700人,C市は一万の位までの概数で2万人でした。
 この地方の人口として考えられるのは何人以上何人以下ですか。

10点

こたえ

 A市は千の位までの概数で1万4千人ですから,13500人以上14499人以下です。
 B市は百の位までの概数で6700人ですから,6650人以上6749人以下です。
 C市は一万の位までの概数で2万人ですから,15000人以上24999人以下です。
 以上により,最も少ない場合で,\[13500+6650+15000=35150(\mbox{人})\] 最も多い場合で\[14499+6749+24999\] これは計算が大変なので次のように計算しましょう。\[\begin{align*}&(14500-1)+(6750-1)+(25000-1)\\[5pt]=&\ 14500+6750+25000-1-1-1\\[5pt]=&\ 46250-3\\[5pt]=&\ 46247\end{align*}\] 答えは 35150人以上,46247人以下

 あいさんとみかさんが,夏休みについて話しています。
あい「もうすぐ夏休みね。夏休みはどこかに行く予定はあるの?」
みか「飛行機に乗って東京のおばあちゃんのところに遊びに行く予定よ。」
あい「へえ,そうなんだ。私も飛行機に乗ったことがあるけど,空港って広いからなんだかつかれちゃった。」
みか「そうね。でも空港には動く歩道があるから助かるわ。」
あい「床に設置されたエスカレーターみたいなやつね。」
みか「そう。あの動く歩道ってどれくらいの速さなのかな。」
あい「ちょっと調べてみましょう。」
 あいさんとみかさんは,インターネットを使って動く歩道について調べました。
みか「だいたい1分間に40mくらい進むみたいね。」
あい「なるほど,じゃあ動く歩道の長さが60mのときは,だいたい( ア )秒で動く歩道を渡り切ることができるわね。
みか「もし歩道の上でも歩いたら,もっと早く渡り切ることができるわ。」
あい「そうね,私たちの歩く速さがだいたい毎分80mよ。」
みか「すると,動く歩道の上でも歩き続けるとすれば,動く歩道上では1分間に( イ )mだけ進むことができるわね。」
あい「そしたら動く歩道の長さがさっきと同じ60mだとすれば,( ウ )秒で渡り切ることができるわ。」

 この会話を元にして,次の問いに答えなさい。

10点×3=30(点)

(1) ( ア )に入る数字を答えなさい。

こたえ

 求める単位は秒なので気をつけてください。
 1分間に40m進むので,60m進むためには $60\div40=1.5$(分)かかります。0.5分は1分の半分なので30秒。よって60+30=90(秒)
 答えは 90秒

(2) ( イ )に入る数字を答えなさい。

こたえ

 動く歩道が1分間に40m,歩く速さが1分間に80mですから,動く歩道上でも歩くとすれば,1分間に40+80=120(m)進むことができます。
 答えは 120m

(3)  ( ウ )に入る数字を答えなさい。

こたえ

 1分間に120m進むとき,60m進むのにかかる時間は,$60\div120=0.5$(秒)
 答えは 30秒

 次の角度を求めなさい。

10点×2=20(点)

(1) 次の2つの緑色の角度の合計は何度ですか。

10点

こたえ

 三角形の3つの角の合計が180°であることが基本となりますが,三角形の2つの角の合計は,残りの角の外側の角と等しいことを利用するとかんたんです。
 下の図で,緑色と水色の角の合計は,赤色の角と等しくなります。

 この関係がどうして成り立つか説明しましょう。

まずどんな三角形も3つの角の和は180°ですから,図の赤,青,黄の3つの角の合計は180°です。一方,黄と緑の角の合計は直線となりますから180°です。つまり
     
 よって   =  
となるのです。

 それでは問題の図を見てみましょう。黄色の三角形に注目してください。

 従って先ほど確認したことから,2つの緑の角の合計は70°です。
 答えは 70°

(2) 次の5つのむらさき色の角度の合計は何度ですか。

10点

こたえ

 これは大変有名な問題です。(1)と同じことを,別の三角形を使って2つの角度の合計と等しい場所を考えましょう。
 まずは(1)と同じ三角形を考えると,下の図の2つの緑の角の合計が青色になります。

 次に別の三角形に注目すると,2つのオレンジ色の角の合計が赤色になります。

 従って5つのむらさき色の角が,1つの三角形の3つの角に集まってきました。

 答えは 180°