高校数学[総目次]

数学Ⅱ 第4章 三角関数

  スライド ノート 問題
1. 一般角と弧度法 [会員]    
2. 一般角の三角関数 [会員]    
3. 三角関数の性質 [会員]   [会員]
4. 三角関数のグラフ [会員]    
5. 三角関数の加法定理 [会員]   [会員]
6. 三角関数の種々の公式 [会員]    
7. 三角関数の合成 [会員]    
8. 三角関数の応用 [会員]    

演習問題

問題1【発展】
 0<θ<π2 のとき,次の関係を満たす cosθ の値を求めよ.6cos3θ2sinθ=0

ヒント sinθ だけ,cosθ だけの式にするか,あるいは….

問題1【発展】

 0<θ<π2 のとき,次の関係を満たす cosθ の値を求めよ.6cos3θ2sinθ=0

この問題,実は東京大学(2012)の問題を解く過程で導き出された方程式です。

解答

解法1 [cosθ で表す]

 与式を変形して 6cos3θ=2sinθ.この両辺を2乗すると

36cos6θ=2sin2θ

18cos6θsin2θ=0

 sin2θ+cos2θ=1 より

18cos6θ(1cos2θ)=018cos6θ+cos2θ1=0(3cos2θ1)(6cos4θ+2cos2θ+1_)=0

 cos2θ=X とおくと,方程式① =06X2+2X+1=0 となり,判別式を D とすると

D/4=1261=5<0

となるから実数解をもたない.従って 3cos2θ1=0 から cosθ=±13
 0<θ<π2 より cosθ=13

解法2 [tanθ で表す]

 0<θ<π2 により cosθ0 であるから,与式の両辺を cosθ で割ると

6cos2θ2tanθ=061+tan2θ2tanθ=0

 tanθ=t とおいて,分母を払うと

62t(1+t2)=0t3+t32=0  ()(t2)(t2+2t+3)=0

 従って t=2 となるから,tanθ=2
 故に 0<θ<π2 より cosθ=13

 () の式から因数分解する際,解の1つである 2 を発見的に見つけてくることは,定数項に 2 が含まれていることからそれほど困難ではないでしょう.