高校数学[総目次]
数学Ⅲ 第3章 積分法
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13. 曲線の長さ |

13.曲線の長さ
13.1 媒介変数表示された曲線の長さ
曲線が,媒介変数 t を用いて
{x=f(t)y=g(t) (α≦t≦β)
で表されているとする.ただし,f(t), g(t) の導関数は連続とする.
この曲線の長さ L は次で表される:
曲線の長さ L=∫βα√(dxdt)2+(dydt)2dt=∫βα√{f′(t)}2+{g′(t)}2dt
説明
点AからPまでの曲線の長さを s(t) とすると,s(t) は t の増加関数である.t の増分 Δt に対する s,x,y の増分をそれぞれ Δs,Δx,Δy,とすると,三平方の定理により
Δs≒√(Δx)2+(Δy)2
Δs と Δt は同符号だから,
ΔsΔt≒√(ΔxΔt)2+(ΔyΔt)2 ⋯ ①
ここで,Δt→0 とすると,
limΔt→0ΔsΔt=limΔt→0s(t+Δt)−s(t)Δt=dsdt(=s′(t))limΔt→0ΔxΔt=limΔt→0f(t+Δt)−f(t)Δt=dxdt(=f′(t))limΔt→0ΔyΔt=limΔt→0g(t+Δt)−g(t)Δt=dydt(=g′(t))
であり,このとき①の両辺の差は0に近付く* (下の注参照)から,
dsdt=√(dxdt)2+(dydt)2
即ち
∴s′(t)=√{f′(t)}2+{g′(t)}2
となる.
(注) この部分の詳細な議論はこちら.
この式の両辺を α から β まで積分して
∫βαs′(t)dt=∫βα√{f′(t)}2+{g′(t)}2dt ⋯ ②
を得る.左辺は,
∫βαs′(t)dt=[s(t)]βα=s(β)−s(α)
となり,s(t) の定義から s(α)=0,そして s(β)=L であるから,②は
L=∫βα√{f′(t)}2+{g′(t)}2dt
■
例題 a>0 とする.次のサイクロイド曲線の長さ L を求めよ. {x=a(t−sint)y=a(1−cost) (0≦t≦2π)
こたえ

dxdt=a(1−cost),dydt=asint により,
(dxdt)2+(dydt)2=a2{(1−cost)2+sin2t}=2a2(1−cost)=4a2⋅1−cost2=4a2sin2t2
よって,
√(dxdt)2+(dydt)2=√4a2sin2t2=2a|sint2|=2asint2 (∵0≦t2≦π)
となるから,
L=∫2π02asint2dt=[−4acost2]2π0=−4a(cosπ−cos0)=8a_

13.2 y=f(x) で表された曲線の長さ
曲線 y=f(x) (a≦x≦b) のとき,
{x=ty=f(t) (a≦t≦b)
と考えると,
dxdt=1, dydt=f′(t)
であるから,この曲線の長さ L は
L=∫ba√1+f′(t)2dt
t を x に置き換えて次を得る:
曲線 y=f(x) (a≦x≦b) の長さ L は L=∫ba√1+{f′(x)}2dx
補足
この形では,弧長が簡単に求まるものは少ない.入試によく出るのは,ax32 やex+e−x2 (カテナリー)など.
例題 曲線 y=12(ex+e−x) (0≦x≦1) の長さを求めよ.
こたえ
y′=12(ex−e−x) により,
1+y′2=1+14(e2x−2+e−2x)=14(e2x+2+e−2x)={12(ex+e−x)}2
故に,
√1+y′2=12|ex+e−x|=12(ex+e−x)
よって,
L=∫1012(ex+e−x)dx=[12(ex−e−x)]10=12{(e−e−1)−(1−1)}=12(e−1e)_
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