高校数学[総目次]
数学Ⅰ 第1章 2次関数
スライド | ノート | 問題 | |
1. 2次関数のグラフ | [無料] | [会員] | |
2. 関数のグラフの移動 | [会員] | [会員] | |
3. 2次関数の最大・最小 | [会員] | [会員] | |
4. 2次関数の決定 | [会員] | [会員] | |
5. 2次関数のグラフと方程式 | [会員] | [会員] | |
6. 2次不等式とグラフ | [会員] | [会員] | |
7. 2次方程式の解の配置 | [会員] | [会員] |

演習問題
問題3と問題4の違いがどこにあるのかわるでしょうか.一見すると問題4の方が数字が大きくて計算がメンドウそうですが,工夫をすることで,むしろ問題3よりラクに解けます.(発想はやや程度が高くなってしまいますが….)
問題1【基本】
グラフが次の条件を満たす2次関数を求めよ.
・頂点が点 (−2,−1)
・点 (−4,3) を通る
問題2【基本】
グラフが次の条件を満たす2次関数を求めよ.
・軸は直線 x=3
・2点 (2,2), (5,−4) を通る
問題3【基本】
グラフが次の条件を満たす2次関数を求めよ.
・3点 (−1,2), (2,−1), (4,7) を通る
問題4【標準】
グラフが次の条件を満たす2次関数を求めよ.
・3点 (−1,2), (5,2), (13,−110) を通る

2次関数を決定するには
① y=ax2+bx+c
② y=a(x−p)2+q
③ y=a(x−α)(x−β)
のどれかから出発することになります.いずれの場合であっても未知なる文字が3つある訳ですから3つの情報が必要です.
①なら グラフが通る3点
②なら 頂点の x 座標,y 座標,他に通る1点
③なら グラフの2つの x 切片と,他に通る1点
です.
解答
頂点の座標が与えられていますから,y=a(x+2)2−1を出発の式としましょう.このグラフが点 (−4, 3) を通りますから,3=a(−4+2)2−13=4a−1∴a=1 従って求める2次関数はy=(x+2)2−1 (=x2+4x+3)
補足 答えは平方完成されたままでも,展開して整理した式でもどちらでもよいでしょう.
軸の情報は頂点の x 座標の情報と同じです.従ってy=a(x−3)2+qの形からスタートさせましょう.
解答
求める2次関数は y=a(x−3)2+q とおけて,このグラフが2点 (2, 2), (5, −4) を通りますから
{2=a(2−3)2+q−4=a(5−3)2+q ∴{a+q=24a+q=−4
これを解いて a=−2, q=4
よって答えはy=−2(x−3)2+4 (=−2x2+12x−14)
通る3点が与えられている場合は,次の問題4のような特別な設定のものでない限り y=ax2+bx+c とおくところからスタートです.3つの文字 a,b,c の連立方程式を解くことで2次関数を決定します.
解答
求める2次関数を y=ax2+bx+c とおくと,条件より